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そして、二人で病室の窓から、昇る初日の出を眺めました…

がん一万人の声, 大腸がん60代 男性, 家族(妻との時間)

2012(平成24)年1月1日。私は朝一番に家内(肺がん)の病室を訪ねました。そして、二人で病室の窓から、昇る初日の出を眺めました。まだ動き出さない静かな病室で、黙って朝日を眺めていました。その時だけは先の不安も感じない透明な時間が流れていたように思います。
結局、これが二人の最後の正月になってしまいましたが、今では心に残る思い出のひとコマです。


→「パラメディカ」大腸がん闘病記 紹介