私のがんが消えるとは思いませんし、この治療がいつまで続く…
先生は信頼のできる方で、安心して入院、術後も快調でした。もうこれでがんは無くなったと思ってほっとしていたのですが、そう簡単には開放されませんでした。がんは毎年出てきて、今年で3回目の入院、ラジオ波の治療を受けました。でも今日私が元気でいられるのは、入院して処置して頂いているからと感謝しています。
私のがんが消えるとは思いませんし、この治療がいつまで続くのかわかりませんが、終わるその時まで、元気に入退院を繰り返しつつ、楽しく人生を過ごしたいと願っています。
残念なことに、明確な説明を受けることなく役職を解かれ…
私は世間では名の通った大企業で働いているのですが、業務に穴をあけてはいけないので人事部門に対しては癌であることをすぐに通知しています。ほぼ同時に当面は通常業務に支障がないことも診断書を添えて通知しています。ところが残念なことに、明確な説明を受けることなく役職を解かれ平社員に降格とする人事となりました。詳しい内容はここでは述べないこととしますが、癌に対する社会的偏見は歴然と残っていることを痛感しました。ただ、大企業にはそれなりのノウハウも蓄積されているようで、この状態でも所得はあまり下がらないような仕組みとなっており、こうすることで訴訟リスクを回避しているようです。会社側に言わせると、病気を気遣い負荷を軽くするが収入には配慮するという建前であり、これ自体表面的には筋は通っていますが、患者側から見ると癌ハラスメントではないでしょうか。おそらく、中小ではもっと厳しいのでしょう。日本という社会全体から早期にこの種の偏見がなくなることを願います。でも、おかげで仕事は暇になり、読書、旅行の時間はとりやすくなりました。