気がつけば80歳を超え、尿道がんの宣告を受けた。充分に生きたという思いと共に、もう少し家族と一緒にいたいという思いに揺れる。大規模な手術では、その後の回復は相当なハードルだろうと思われる。寝たきりになってしまうのか?家族の介護負担は?自分で決められる事って少ない!相談するとしたらどこなのだろうか?高齢者のためのガン相談などがあれば良いのにと思う。
手術に耐えても生活の不安が
八度の再発、手術を乗り越えて今
八度目にして、ついに手術は出来ず抗がん剤治療のみに耐える日々。
手指の痺れ。
声が潰れて意思疎通が出来ない。
料理が出来ない。
人にも頼めないため、当然のように始まった入院生活。
食べられない。
体力は無くなってしまった。
永らえるのは執念のみ。
入院先の妻にも会えないが会える為には、この抗がん剤の副作用もこれまでの手術同様に乗り越え克服しなくてはならない。
副作用が自分らしい人生を奪ってしまう?何て、無責任な言い草だ!これを乗り越えてこその私の人生であり妻と共の生きる人生なのだ!