届けよう! がん一万人の声

がん一万人の声
2016/8/29 掲載
家族肝臓・胆のう・膵臓・肝がん10代女性

私の祖父は肝臓ガンで8月10日に亡くなりました。あまりにも早く、入院してから2ヵ月経っていません でした。まだ49日も終わっておらず最近のことで毎晩思い出しては泣いています。私よりも祖母の方 が辛いはずなのに…。 祖父がもうダメだと、入院する時には聞かされていましたが実感はもちろんなく、治ると信じていま した。

 祖父が亡くなる2日前、病院に通っていた祖母がいきなり泊まると言い出したのです。病院に 泊まり込むということは、もういつ亡くなってもおかしくないのだろう、と思っていました。 泊まりの道具を取りに帰って来た祖母は私の顔を見るなり「じいちゃんは、もうダメなんだよ」と泣 きながら言ってきました。 祖母の涙を見たのは生まれて初めてでした。

 そのつぎの日、私と妹と母が病院に行くと、口を開けて大きく息をしているけれど、意識はなく、酸 素マスクをしている祖父がいました。最後の日は個室に入り、祖母とおばが看取り亡くなりました。

 亡くなったと言う報告を聞き、急いで病院に行く途中のいつもの夜の道は、知らない街みたいでした 。 病室に入った時のあの匂いと死化粧は一生忘れないと思います。