皆さん、こんにちは。店員のあきひです。
今回ご紹介するのは、がんの闘病記ではありませんが、秋の夜長にパラッとページをめくると心が温かくなる本です。
内容は、虫垂がんの闘病経験があるエッセイストの岸本葉子さんとNPO法人のがんサバイバーの方が、一般の方から寄せられた希望の言葉をまとめた本です。
加えて、各界の著名人から贈られた言葉も載っています。刊行された当時は、新聞やメディアにも取り上げられたそうですから、お読みになった方もいらっしゃることでしょう。
私は、がんになった時、岸本さんの闘病記「がんから始まる」を読み参考にしましたが、このシリーズは初めて読みました。
すぐに読み終わりますが、すぐにもう一度読み返したくなります。
1集目は言葉だけですが、2集目,3集目では言葉の後に、背景となる数行の物語が載っています。
それは、こちらの想像を超えた物語であることが多く、強く心に残ります。
自分の希望の言葉は何かな?と記憶を辿っていくと、今の自分が在る源に、たくさんの言葉があった事を感じます。
愚痴も不平も不満も、あれこれ言いたいことはいろいろあるけれど、それは少しの時間そっと横に置いておいて、希望の言葉に浸ってみるのも悪くないと思います。