がん語らいの交差点 わたしのがんカフェ

星野史雄のパラメディカWeb書店

「キレイに治す乳がん」宣言!

  • 著者
  • :山崎多賀子
  • 出版社
  • :光文社
  • 発行年
  • :2007年

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星野店主の書評

著者は1960年生まれの美容ジャーナリスト。この本の「第1部」80ページ余りは著者自身が44歳で乳がんと診断され、右乳房を全摘し、再建し、術後補助療法を受けるまでの闘病記。「第2部」は著者の主治医でもある外科医(福田護医師)や、形成外科医(岩平佳子医師)、腫瘍内科医(勝俣範之医師)らにインタビューした記事と、闘病期間中に「きれいな患者でいるための帽子・ウィッグ・つけ毛・メイクアップ」を写真で解説。抗がん剤でくすんだ肌を消すコスメがカラーで紹介され、最後には「人」とのつながりや経済面の問題にも触れている。店主の知人が、乳がんの手術後に引きこもり気味だったのが、この本を読んでメイクをし、外出するようになったそうだ。「この本は私のバイブル」と、おっしゃっていた。