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星野史雄のパラメディカWeb書店

胆管がん放浪記

  • 著者
  • :新山恒彦
  • 出版社
  • :毎日新聞社
  • 発行年
  • :2004年

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星野店主の書評

著者は1947年青森生まれ。千葉大卒業後に千葉テレビに入社するが、その後毎日新聞に移り、社会部編集委員などを務める。2002年に東京医科歯科大学付属病院で“胆管がん”と診断を受ける。同じ毎日新聞の記者・佐藤健さんが闘病記「生きる者の記録」を出版して亡くなられたのがこの年だった。当時、「胆管がんを克服した人は世界で20人余りしかいない」とされていたが、翌年には毎日新聞のサイトに「胆管がん放浪記」の連載を開始するも、二か月ほどで逝去された。元々クリスチャンで、病室で洗礼を受けた。亡くなる前に朝日新聞横浜支局の“若手記者”上野創さんが書いた精巣がんの闘病記「がんと向き合って」を読み、ほめておられる。