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1952年生まれ、元・ニュースキャスターで国会議員の著者が88歳の実母を看取った記録。大正生まれの母は肺がんと診断されたものの外科治療や放射線治療、抗がん剤投与などは受けずに一年半を過ごしていたが、いよいよ余命一カ月と告げられる。著者が自宅で看取る決意をしてから、亡くなるまで十二日間の介護日誌。もともとバリアフリーを考えていた自宅、在宅医と訪問看護師、住み込みヘルパーと、恵まれた環境ではあった。