大手予備校に勤務していたが、妻を乳がんで亡くしたことを契機に退職。妻が生前、自分と同じ病の闘病記を読みたいと言っていた言葉が心に息づき、当事者や家族などの大切な情報源となるべく、闘病記を探して日本中を歩いた。1998年に「パラメディカ」を開店(現在休業中)。現在、その数は3300タイトル程。自身も2010年にステージⅣの大腸がんが見つかり、肝臓と肺に転移。開腹手術と抗がん剤治療で、がんと向き合ってきたが2016年4月に他界した。
2012年11月に卵巣がんと診断を受け、卵巣と子宮の全摘、リンパ節を切除した。術後、再発予防のために抗がん剤治療を3クール受け現在に至る。抗がん剤治療後に出会った数冊の闘病記を通じて生きるためのエッセンスを学び、生活に彩りが戻った。本は人生そのもの。今後はがん患者の視点から、ひとりでも多くの方に生きる力になる闘病記を紹介していきたいと考えている。