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がん一万人の声, 乳がん

立て続けに知人2人が乳がんを罹患しました。

共通の知人だったため、体調や、治療のことなど情報共有していました。毎年健診を受けていたのになぜ?という思いや、順調に進んでいると思っていた治療が変更になり治療が伸びたり、術後の検診で結果が出るまでの待合室での時間は慣れることはないなど、がん経験者のあるあると思いました。現在は旅行やボランティア活動などそれぞれイキイキとした時間を過ごしています。

以前は11人に1人の割合でしたが現在は9人に1人が乳がんを罹患する時代だそうです。

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急に線引きの向こう側に行ってしまったかのように感じました。こっちからあっちへ。あっちへ行ってしまうと、そこはもう崖っぷちで崖から転げ落ちるのが怖いから必死でしがみついているような、そんな気持ちになりました。

乳がん乳がん

誰もがふとした思いで「頑張って」っていう。患者は辛いんだよね!?とよく言われる。患者、当事者、一般の人との違い、理解し合えないかもしれない事例としてよく言われる。確かに「頑張って!」いて、もうこれ以上も何も治療や抗がん剤の副作用でどうしようもなくしんどい時に言われると辛いことはある。でも、家族や友人たちが心から、少しでも何かしてあげたいと言う思いで声をかけてくれる時に、「そんなこと言われたくない!」と思わない。その時々であるけれど、その人の気持ちが伝わる瞬間はどんな言葉でもありがたい物です。

がん一万人の声, 乳がんがんになって思ったこと, 乳がん

乳がんだって告げられた時、「あなたの腫瘍はちょっと顔 つきがあまり良くない」って、検査技師の先生がそうおっしゃるんです。母が膵臓がんだったっていうことがあって、 だからもう「がん=死」かなと思いましたけど。病院できち んと診察を受けて診療を受け、こういうことだという説明 していただいてだいぶ落ち着いたと思います。それで手術 ということも最初は全摘とか思ったんだけど先生から部分切除でいいって言われて。

がんになって無くした部分もあるんですけど、無くしたものだけじゃなくて、同じがんを患って一緒に手術 して病院で入院している同室の人と友達になって、趣味のお料理とかパン作りとか、その方のお住まいに 行ったり、そういうことも出来るようになったかな。知らない人とも知り合いになれたっていうこともある から得たものもあるんじゃないかなと思いますね。

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がんになったことは、私の試練と使命かなと思う。

10年前に子宮頸がんになり、全摘出手術後に辛い抗がん剤治療、4年前にくも膜下出血。その後に脳梗塞。3年前にがんが見つかりました。

がんの手術後は放射線治療し、今は定期的に検査をしながらホルモン剤を飲んでいます。

検査の度に”再発”という文字・言葉がいつも頭の中によぎって不安から離れることはずっとありません。

がんという病気と仲良くすることは、本当に大変ですが一日一日を少しづつ、少しづつ前に向かって。

がんと喧嘩をしても仕方がないので、仲良くしていこうと今は考えられるようになりました。

現在、私のがんになって体験したことを周りの方々に理解していただくために、皆さんにお話をしていこうと思っています。

それが私ががんになった事の使命かなと思っています。

M・Sさん(70) 女性

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海外でがん治療を受けました。がんは、どこにでもある「普通の病気」。周りの人たちは、病気にはなったけど「私」は「私」として接してくれました。

日本に帰ったら、がんは死に至る「特別な病気」。がんの人、がんではない人の間には壁があってこちら側とあちら側に分断されている感じがしました。

ある時、鬱で休職した友人が、私ががんであることを知らずに、「でもさ、”がん”よりましだよね」と私に言った時、絶望感に打ちのめされました。

2人に1人ががんにかかる時代と言われ、法改正や医学の進歩のスピードが増す中で、人々の意識はなかなか追いついていません。でも10年前よりは少しずつですが良くなっていると思います。

治療を終えて10年以上経ちました。私もがんになったことをオープンにすることができるようになり、がんになってもならなくても「私」が「私」でいられる環境作りを仲間と少しずつですが始めています。

がん一万人の声, 乳がん

乳がんの手術をしてから5年。ホルモン剤治療も終わり、寛解しました。
当時は患者会などで思いを吐き出すことで救われました。語る場は大事だなと思い、これからは、少人数でで集いが出来たらと思っています。
乳がんを体験してよかったとは言えませんが、体験したからこそ「生きる」ことを考え、たくさんのステキな出会いに恵まれました。
60代女性 乳がん体験者 チューリップさんより

がん一万人の声, 乳がん30代 女性, マンガ, ソーシャルメディア, がん情報

ある日、なにげなく読み始めたスマホのマンガ、途中でやめられなくなって最後まで読破! 

その2ヶ月後に、自分ががんという診断を受けるとは思いもよりませんでした。

しかし、何故かそのマンガに描かれていたことが、あまりにもリアルに蘇って、医師からの告知もがん治療も戸惑いや混乱も少なく、比較的冷静に受け止められました。

事前の情報、知識が大切だと思います。

M・Kさん (35)

(「いきるを包む」2020年9月号に体験談が掲載されます。)

がん一万人の声, 乳がん卵巣がん, 遺伝性がん, HBOC(BRCA1)

娘さんが遺伝性がんで乳がん卵巣がん症候群と診断。
乳がんの後に卵巣を摘出する手術を受ける事になっている。

「なんで、そこまで?」と思う。
たとえ、遺伝性であっても発症する確率は100%ではないし、子孫を残すこととがんのリスクを考えることは簡単な天秤にかけられない。
まして、私からの遺伝であれば尚更、私が産んだことまで否定されるようで辛い。

(HBOCの遺伝子検査、未発症部位の摘出手術への保険適応を受けて)
※保険適応など詳細情報は、”HBOC 保険”で多くの情報が検索できます。 

K・Oさん (56)