3コース終了・一時退院(2008年12月20日~翌1月4日)

血液データの回復から退院の希望が出てきた。その前に脳外科医の診察をして欲しいということで、診察を受けた。

もともとの手術に関与して下さった医師で、僕もおぼろげながら覚えていた。診断は脈動があってとても良いとのことだった。
そして、2008年12月20日に退院。クリスマスと正月を家で過ごせることができるようになり、非常にうれしかった。
あと、直前の眼科での診察で、視野に関しては問題が少なく、運転可能との診察を受けた。
これも、うれしかった。年末に通院があり、ここで前回のMRI検査の結果、腫瘍が消失していることが判明、寛解状態にあるということを告げられる。
非常に良かった。

家での生活は快適だった。食事ですき焼きやステーキと言った料理が食べられ、楽しく毎日を過ごした。

そして年が明けて三が日の夜、久しぶりにPCでネット麻雀をやった。子どものころから田舎の祖父宅でやっていた年末年始の恒例の麻雀だったが、 自分の手はもちろんのこと、相手の捨てた牌にも即座に反応ができず、以前とは違っていることに気づかされる。処理速度が大幅に遅くなっており、 能力が大幅に低下していてショックだったが、でも、落ちた能力があるということは、何か別の能力ができてくるのだろう、と前向きに考えた。
それは何だろう、今の仕事に活かせるのだろうか。今後の生活が不安になる。

頭蓋骨は外れたままの一時退院

写真:頭蓋骨を外したままの一時帰宅

大変だった3コースも無事終了し、クリスマス前に退院。

家では、頭痛が起こるたびに不安になり横になって休む毎日でしたが、年末の外来で腫瘍がほとんど消失していることが分かり、本当にほっとした気持ちで新しい年を迎えることができました。

一日家で過ごすと、頭蓋骨のないところが朝は膨らんでいるのに、夜になるとびっくりするくらい凹んでいることに気づき、ちょっと心配しましたが、それも異常ではないと医師から言っていただいて安心しました。