もう一つの告知…(術後8日目)

前回の告知は手術を担当した脳外科チームの医師にお願いしたのですが、それから3日後、今度は実際に治療(化学療法)を担当する血液内科の医師から本人に詳しい説明をしたい、とのこと。

 前回の告知後、やはり精神的に落ち込みが激しく泣いてばかりいる夫に、これ以上厳しい話は聞かせたくない、と私が言うと、「血液内科での治療は副作用もありかなり厳しいものになる。患者さん本人がすべて理解して治療に臨まないと上手くいかない。もし奥さんが全て本当のことを伝えたくないと言うなら、奥さんに部屋から出て行ってもらいます」と厳しく言われ、いずれは知らなければいけないことなので了承しました。

 ボン・プロトコルというメソトレキセート大量化学療法(多剤併用)の説明、数々ある恐ろしいような副作用の説明、現時点での5年生存率は50%~60%、そちらに入れるよう勝ちに行きましょう、という内容でした。

 厳しい内容でしたが、夫の理解力も落ちていてそれほど正確には理解できなかったようでした。  厳しい現実でも、とにかく前を向いてポジティブに! せっかく神様からいただいた生命を精一杯生きたいと夫が思えるように、できる限り支えていこうと思いました。