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事前に自分の言葉に障害があることを告げるようにしました…

がん一万人の声, 咽頭がん心身の支障(言語), 舌がん, 70代 男性

舌亜全摘出手術とリンパ節の郭清手術で3か月半入院。退院後半年くらいまでは、自分の言葉が通用しない場面によく遭遇しました。
初めてJRの窓口で「禁煙席にしてください」と言ったとき、窓口の人に通じず、結局メモを出されて「字で書いてくれ」と言われました。「キんえんせキ」の「キ」が聴き取れなかったのです。
また或る病院の会計窓口で、自分の名前を「ミキ」と告げるのですが、それが通じず「診察券を見せてください」と言われ、それを出すと「ああ、M.Yさんですね」と言われたときもショックでした。
量販店に電気製品を買いに行くのですが、店員に言葉が通じないことが時々あり、困りました。それで、その後は事前に自分の言葉に障害があることを告げるようにしました。そうすると、よく通じることを発見しました。
それと、苦手な言葉を避けて、出来るだけ別な言い方をするように心掛けています。しかし自分の名前や地名は言い換えが出来ないので、大変苦労しています。銀行や病院などに電話をするとき、必ず自分の名前を告げる必要がありますが、現在でも思うように通用しないので、困っています。「ミ」も「キ」も私には苦手な「音」なのです。(「口腔咽頭がん患者会」提供)